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[R+]つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える!

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今回ご紹介するのは『つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える!』(エリック・クォルマン著 竹村詠美/原田卓訳)です。このレビューを書くに当たりレビュープラス(@reviewplus)さんより献本を頂きました。毎度ありがとうございます。ちなみに頂いたのはゲラだったのですが、なんとPDFでの送付だったのです。みなさん、電子書籍ですよ、電子書籍!

隠されたキーワード“ソーシャルノミクス”

筆者は「はじめに」の中でソーシャルノミクスについてこう記しています。

2010年代の今、注目するべきことは何か? ──次なる大きな社会変化はすでに始まっている。しかもこの変化を起こしているのはほかならぬ「一般人」で、基盤になるのは「ソーシャルメディア」だ。そこで20年も前のカーヴィルの名言(*1)にひとこと付け加えて、こう言わせてもらいたい。「重要なのはふつうの人が主役の経済──“みんなの経済”(ソーシャルノミクス)なんだよ」

ここでは社会の変化における2つの要素「ふつうの人」「ソーシャルメディア」が登場します。

ソーシャルメディアというのは、TwitterやMixi/Facebook等のSNSやYoutubeそしてAmazonのカスタマーレビューなどのメディアを指す言葉です。これらは誰でも参加・情報発信が可能で、その情報は(ツール上の)つながりによって広がるという特徴を持ってます。(参考:Wikipedia - ソーシャルメディア)書籍のタイトルに「つぶやき」「140字」という言葉を使ったのは、おそらく日本ではソーシャルメディアといえばTwitterがイメージしやすいのでこういうタイトルにしたのでしょう。

話が逸れましたが、この本の中ではソーシャルメディアを通してふつうの人が企業や組織にどうやって関わるのかを多くの事例を紹介しながら論じられています。この関係性については企業側からの視点が多いですが、ふつうの人視点で書かれた箇所も多いです。従来は企業主導で商品/コンテンツの開発から発信まで行っていましたが、ソーシャルメディアの登場により消費者/ユーザーからも情報発信が可能になり、それによってみんなで商品/経済/社会を作り上げていくことができますよと筆者は主張しています。

誰にオススメしたい?

全ての人にオススメしたいです。先ほども書きましたが、ふつうの人が主役の経済になるという主張をしていますので、まずはふつうの人にオススメしたいです。それから、今まで経済を握ってきた人たち(企業経営やマーケティングに携わる人たち)にもオススメします。なぜなら、今までのやり方/考え方が通用しなくなる可能性が高いからです。企業はより多くの消費者/ユーザーの声を聞いて、それを商品やコンテンツに活かすという考え方が大切になると筆者は述べています。

ソーシャルメディアの現状が生き生きと伝わってくる

全編通して言えるのは、現在ソーシャルメディアとその周辺で起きていることが数多くの実際の事例と共に紹介されており、ソーシャルメディアを取り巻く状況が生々しく伝わってきます。また、従来の事例(テレビなどのメディア、従来のマーケティング手法)や失敗事例などど比較することで、企業と消費者の関係がどう変化しているのか、というのも読み取ることができます。事例はアメリカのものがほとんどですが、日本においても当てはまる事例は多いと思います。アメリカと日本ではソーシャルメディアの普及状況や考え方が異なるというのはあるとは思いますが、現実に起きていることですし、また企業や組織がボーダーレス化しているので参考にする価値は存分にあると思います。

(*1)「重要なのは経済なんだよ」というジェームス・カーヴィルの名言。


つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える!つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える!
(2010/07/29)
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